アメリカ・フロリダ州にあるマンションで男女間のトラブルのため通報を受けた警察が現場に駆け付けたところ、中に居た男性が逆上し警察官に襲い掛かり殴る蹴るなどの暴行をはたらき、その後駆け付けたもう一人の警察官に射殺されるという事件が起きた。
射殺されたジャン・ペドロ・ピエール
射殺された経緯
警察官は殴りかかって来た男性に対して警告を行い、テーザー銃を発射(0:55)するも全く効かず男性はさらに襲い掛かってくる。
足をつかみ警告を無視する男性
その後、応援に駆け付けた警察官が男性に銃口を向け威嚇するが男性はひるむ事なくもう一人の警察官にも襲い掛かり3発の銃弾を受けた(2:16)
銃弾を受けた直後にはまだ意識があり病院に運ばれたが、その後死亡が確認された。
男性の遺族は「射殺する程の事件ではなかった」と警察に対して抗議している。
射殺時の動画
しかしテーザー銃を受けてもなお襲い掛かってくる男性は何故テーザー銃が効かなかったのだろうか…。本来ならばこのような事になるはず↓
テーザー銃とは
Taser Internationalというアメリカの会社が開発したスタンガンの一つ。外観は拳銃の様だが、スタンガンなので実弾を発射する機能はない。通常のスタンガンと異なるのは、電極が射出されて相手に刺さること。電極と本体とは数メートルのワイヤーで繋がっており、本体で発生させた電流はそのワイヤーを伝って電極に流れる。よって数メートル離れたところから電撃を加えられるので、通常のスタンガンのように相手の体に直接接触させる必要はなく、安全に制圧しやすいのが特徴。法執行官にとっては、銃と素手の間を埋める装備と言えるだろう。
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